2013年9月8日日曜日

bridi の作り方

ロジバンは、どうも歴史が浅いせいか、ユーザーが少ないせいか、教材が皆無。
英語で解説されたものがいくつかと、その日本語訳(抄訳)が少々。
仕方ないのでそういうものを読み漁ることになるのだが、なんか理屈っぽくってよくわからん。
まぁ、論理的なところがロジバンのウリなので、普通より理屈っぽいことが大好きな人がアーリーアダプターになっているんだろうね。
とはいえ、ひとまず文が作れないと面白くない。で、ぐわわーっと浅く読み漁った知識でもって作文に挑戦する。

ロジバンの文は、 jufra と呼ばれていて、下記の3つのものが jufra と定義されている。

  1. bridi (命題)
  2. 呼びかけや、気持ちの表現
  3. その他、質問の答えになるもの
もちろん1.の bridi が一番のキモになるのだが、こいつの定義を紐解いていくと、なんかもう、長い長い。
なんで、とりあえず「人は話すサルである」という意味の bridi を作ってみる。
と、言っても、ロジバンの単語を何一つ知らない。ロジバンはマイナー言語だから辞書も売っていない。仕方ないので、ネット上の情報に頼る。
とにかく、先人たちがインターネットに公開してくれている豊富な情報を使わせていただくことにする。
余談だが、人工言語でも、エスペラント語ぐらいになると日エス・エス日辞書が本屋で売られている。
話をもとに戻す。インターネット上の辞書は「The Logical Language Group Online Dictionary Query」が使いやすい。
ロジバンは、どうも selbri (述語)ベースで組み立てたほうがよさそうなので、まず、「サルである」あたりに注目する。
英語のサイトでいきなり「サル」を引いても無理そうなので、「monkey」なんぞを引いてみる。
すると、 smani という単語がみつかる。で、次に smani で引いてみると、「x1 は、x2(種類)のサル」というなんとなくフニャっとした解説が出てくる。
どうやら、x1に「人」って入れればいいことはわかる。で、「人」を引いてみる。とりあえず「man」ぐらいからはじめて、ポチポチとリンクをクリックしまくっていると、 remna という単語に行き当たる。
「x1はヒト」という意味らしい。ただ、 remna のままでは selbri として扱うべき単語(brivla)なので、 smani のx1に入れることができない。
そういうときは、ロジバンでは、 lo と ku の間にはさむといいらしいので、  lo remna ku としてx1に入る「人」にする。
lo remna ku smani とすれば、「人はサルである」という bridi になる。
残る「話す」を引いてみる。あんまり英語も得意じゃないから、とりあえず「talk」あたりからはじめてポチポチしまくる。 tavla よりは baupli がよさそうだ。
selbri になる単語 brivla は、二つ続けて書くと、前の brivla が、後ろの brivla を修飾するということなので、 baupli をそのまま smani の前にはめ込む。

lo remna ku baupli smani

「人は話すサルである」という bridi を作ることができた。
http://camxes.lojban.org/ で、構文解析にかけても、合ってるっぽい。

なるほど、作文はできそうだ。

(間違ってたら教えてね)

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